少し前の私は、ちょっぴり浮かれていた。
いや、だいぶ浮足立っていたのだと思う。
どんな写真を撮ってみようか、どのレンズを組み合わせてみようか。
そんなことばかりを考えては、とても気分が高揚していた。
新しいカメラで、光と影をたくさん捉えてみたくなった。
新しいカメラが見せてくれるであろう世界に、無限の可能性にワクワクしていた。
だがしかし、
その日は前触れもなく、突然訪れたのだ。
昼間だというのに、ファインダーを通して見える世界はなんだか薄暗く
まるで、夜のようだった。今までに感じたことのない妙な違和感を感じた。
この写真の撮影を最後に、新しいカメラはブラックアウトし、動かなくなった。
Σ(゚Д゚;エーッ!
つづく
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